東京女子医科大学病院の看護師給料はいくら?新卒月給から手取りまで実データで解説
「東京女子医科大学病院の看護師給料はいくら?」という検索をしたあなたが、本当に知りたいのは「実際に手取りでいくら貰えるのか」ということだと思います。このページでは、公開されている公式データと、実際の職場口コミを組み合わせて、給料の現実を説明します。
東京女子医科大学病院の新卒看護師の月給??公式発表の数字
東京女子医科大学病院の公式採用情報によると、新卒看護師(3年課程卒)の月給は以下の通りです。
出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項・給与・福利厚生(看護師 新卒採用)」
| 学歴 | 月給(合計) | 基本給 | 諸手当 |
|---|---|---|---|
| 看護師(大卒) | 321,700円 | 223,300円 | 98,400円 |
| 看護師(3年課程卒) | 315,800円 | 218,100円 | 97,700円 |
| 看護師(2年課程卒) | 310,200円 | 213,200円 | 97,000円 |
重要な注記:上記の月給は、公式採用情報の「夜勤5回・時間外勤務10時間のモデルケース」かつ「職歴加算なしの初任給」です。勤務経験者はその年数により職歴加算があります。また実際の月給は、配属部署や夜勤の回数によって変わります。
課題
「月給315,800円」という公式の数字を見たとき、多くの看護師さんは「高い」と感じるかもしれません。しかし、この数字は夜勤5回・時間外勤務10時間というフル稼働を前提にした想定値です。育児や体調の変化で夜勤を減らしたとき、この月給がどこまで下がるのかは、額面の数字からは読み取れません。「公式の月給=自分が実際に受け取る月給」という思い込みが、転職後の収入ギャップを生む最大の原因です。
行動提案
月給の確認は「額面」ではなく「夜勤回数別の月給」で行ってください。夜勤手当は1回8,300円のため、夜勤5回と夜勤2回では月24,900円の差が生じます。採用担当に「夜勤月3回のモデル月給を教えてください」と質問することで、ライフステージが変わった際の収入イメージを事前に把握できます。公式採用情報の数字はあくまで一つの条件下での試算値として捉え、自分の働き方に置き換えた月給を確認することが転職判断の出発点です。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
東京女子医大に新卒入職した看護師Aさん(22歳・3年課程卒)は、公式採用サイトに掲載されていた「月給315,800円」という数字を見て「東京でもこれなら生活できる」と感じ、夜勤回数による月給の変動を確認しないまま入職を決めました。入職後は3カ月間の研修・日勤中心の期間を経て夜勤に入り始めましたが、最初の数か月は夜勤が月2〜3回にとどまりました。夜勤5回のモデル月給315,800円と比較して手取りが月16,600円〜24,900円少ないことに気づき、先輩看護師から「うちの月給はフル夜勤してこの数字だよ」と言われて初めて、公式モデルの前提条件を理解しました。
Aさんは「公式サイトの数字を疑う発想がなかった。夜勤が段階的にしか増えないことを踏まえ、夜勤2〜3回のパターンで試算してから入職を決めるべきだった」と振り返っています。
その解決
Step 1:モデル月給の前提条件を採用担当に確認する
「この月給315,800円は夜勤何回・時間外何時間の前提ですか」と採用担当に確認してください。公式採用情報では「夜勤5回・時間外10時間」が前提です(出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」)。
Step 2:夜勤回数別の月給を3パターン試算する
夜勤手当は1回8,300円です。夜勤5回(公式モデル)315,800円、夜勤3回約299,000円(手当2回分16,600円減)、夜勤ゼロ約265,500円(手当5回分41,500円減)で試算してください(いずれも試算値)。
Step 3:採用担当に「夜勤月3回のモデル月給」を確認する
「夜勤月3回の場合のモデル月給を教えていただけますか」と依頼することで、入職後のギャップが防げます。
解決のコツTips
- 月給315,800円はあくまで夜勤5回・時間外10時間のフル稼働前提です。「公式サイトに書いてある月給=自分が毎月もらえる月給」ではないことを最初に認識してください。
- 夜勤を1回減らすと月8,300円、5回から3回に減らすと月16,600円、ゼロにすると月41,500円の月収減が生じます。育児・体調変化で夜勤が減った場合の収入を事前に把握しておくことが重要です。
- 採用担当に「夜勤3回のモデル月給」を確認することは失礼ではありません。「入職後の生活設計の参考にしたい」と伝えれば、具体的な数字を提示してもらえます。
- 比較先の病院でも同じ方法で「夜勤回数別の月給」を確認することで、額面では見えなかった実態差が浮かび上がります。
出典:月給315,800円(3年課程卒・夜勤5回・時間外10時間)、夜勤手当1回8,300円は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。社会保険料・所得税の控除額は一般的な計算方法に基づく試算値であり個人の条件により異なります。事例中の人物(Aさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり特定の個人を指すものではありません。
月給を構成する手当??どの手当がいくら出るのか
月給315,800円(3年課程卒の場合)という数字を見ると大きく聞こえますが、その内訳を理解することが大切です。基本給は218,100円で、残りの97,700円は「諸手当」です。
諸手当の内訳は以下の通りです。出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」
- 看護師手当:月15,000円
- 病棟手当:月5,000円
- 夜勤手当:1回8,300円(夜勤5回で月41,500円)
- 時間外手当:約10,200円(時間外10時間想定)
- 住宅手当:月25,000円(賃貸の場合、ただし家賃50,000円未満なら家賃の50%)
- 通勤手当:通勤定期代6ヵ月分(上限330,000円/年2回)
- 手術室手当:月8,000円から16,000円(手術室など特定部署のみ)
- その他:扶養手当、認定看護師手当など
この一覧を見て気付くことは、「月給の大部分が、夜勤手当・住宅手当・時間外手当で構成されている」という点です。つまり、夜勤をしない配置、賃貸ではなく寮や持家に住む(住宅手当が変わる)、時間外勤務がない場合、こうした条件が変わると、実際の月給は大きく下がります。
課題
月給315,800円のうち、夜勤手当41,500円・住宅手当25,000円・時間外手当10,200円の合計76,700円は、特定の条件が続く間だけ受け取れる手当です。月給の約24%が、夜勤回数・居住地・残業時間という変動要素に依存しています。夜勤を減らしたとき、引っ越したとき、業務改善で残業がなくなったとき、このどれかが変わるだけで、月収は数万円単位で下がります。今の月給が5年後も同じとは限らないという前提で、給料を読む必要があります。
行動提案
手当の内訳を把握したら、「夜勤ゼロ・時間外ゼロ・住宅手当なし」という最小構成での月給を計算してください。基本給218,100円に看護師手当15,000円・病棟手当5,000円を加えた238,100円が、手当が一切なくなった場合の月給の目安です。この金額で東京での生活が成立するかどうかを確認することが、手当依存型給与のリスクを正確に測る方法です。転職先の給与を比較するときも、「手当を除いた基本的な月収」で比べることをお勧めします。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
東京女子医大に新卒入職した看護師Bさん(22歳)は、入職2年目に妊娠が判明し夜勤を月5回から月2回に軽減しました。夜勤手当が3回分(8,300円×3回=24,900円)減少し月給は約290,900円になりました。さらに育児休業を取得した期間は雇用保険からの給付金(休業前賃金の約67%)となり月収が大きく低下しました。
Bさんは「入職前に315,800円という月給だけを見ていた。手当の内訳を確認せず、夜勤を減らしたときの月給を試算していなかった。手当が月給の31%を占める構造を知っていれば、ライフプランと照らし合わせた判断ができた」と振り返っています。
その解決
Step 1:手当の消滅パターンを3種類整理する
夜勤手当(月最大41,500円)は夜勤回数に完全比例し夜勤ゼロでゼロになります。住宅手当(月25,000円)は賃貸居住が条件のため引っ越しや同居で消滅します。時間外手当(月約10,200円)は残業がなければゼロです。3つがすべてなくなった場合の月給は基本給218,100円に看護師手当15,000円・病棟手当5,000円を加えた約238,100円です(出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」)。
Step 2:育児休業給付金の受取額を試算する
育児休業給付金は「休業開始前6ヵ月の賃金の平均×67%」が基本です(出典:厚生労働省「育児休業給付について」)。夜勤を減らした状態で育休に入ると給付金の計算基準も下がるため、夜勤軽減のタイミングに注意が必要です。
Step 3:「手当ゼロ月給」で生活設計が成立するか確認する
手当ゼロ時の月給約238,100円から社会保険料・税金を差し引いた手取りは約187,000円程度(試算値)です。この金額で東京での生活が成立するかを事前に確認してください。
解決のコツTips
- 月給315,800円の約31%(97,700円)が手当です。手当は変動要素に依存するため「今の働き方が続く間だけの収入」と認識してください。基本給218,100円が安定収入の基盤です。
- 育児休業給付金は「休業直前の賃金」をベースに計算されます。夜勤を大幅に減らした後に育休に入ると給付金の計算基準が下がります。妊娠後の夜勤軽減タイミングと育休開始タイミングは給付金額に影響します。
- 「手当ゼロでも生活できるか」が手当依存型給与のリスクを測る最も実用的な基準です。手取り約187,000円(試算値)で生活設計を確認してください。
- 採用担当に「夜勤軽減時・育休取得時のモデル収入」を事前に確認することで、ライフステージが変わったときの収入変化を具体的に把握できます。
出典:各手当の金額(夜勤手当8,300円・看護師手当15,000円・病棟手当5,000円・住宅手当25,000円)は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。育児休業給付金の計算は厚生労働省「育児休業給付について」に基づく一般的な説明です。事例中の人物(Bさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり特定の個人を指すものではありません。
手取りはいくら???税金と社会保険を引いた後
月給315,800円という数字は「税引き前の額面」です。実際に銀行口座に入る「手取り」は、この金額から社会保険料と所得税が引かれます。
【新卒看護師の手取り試算】3年課程卒、月給315,800円の場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月給(税引き前) | 315,800円 |
| 健康保険 | 約15,000円 |
| 厚生年金 | 約29,000円 |
| 雇用保険 | 約950円 |
| 所得税 | 約6,000円 |
| 住民税 | 約0円(新卒1年目) |
| 手取り(1ヵ月) | 約244,850円 |
新卒1年目でも、月給315,800円から約51,000円が控除されます。つまり、実際に受け取れる手取りは約245,000円です。
注意:新卒入職の場合、翌年(2年目)の6月から住民税(約10,000円/月)が加わるため、手取りはさらに約10,000円減ります。転職入職の場合は前年(前職)の所得に基づく住民税が発生しますが、特別徴収継続手続きの有無や退職時期によって徴収タイミングが異なります。入職前に採用担当へ確認することをお勧めします。
課題
月給315,800円という公式の数字は、社会保険料と税金が引かれる前の「額面」です。実際に銀行口座に入る手取りは、健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税を合計した約51,000円が控除されます。さらに住民税が加わりますが、そのタイミングは入職の経緯によって異なります。新卒入職の場合は2年目の6月から、転職入職の場合は前年(前職)の所得に基づく住民税が入職1年目の6月から引かれ始めます。「月給が高い=手取りが多い」という思い込みのまま転職を決めると、入職後の実際の手取りと期待値のギャップが生まれます。
行動提案
転職前に「住民税込みの実質手取り」を必ず確認してください。新卒入職の場合、1年目の手取りは約244,850円、2年目の6月以降は住民税が加わり約234,850円になります(いずれも試算値)。転職入職の場合は前年(前職)の所得に基づく住民税が入職1年目の6月から引かれるため、入職直後から手取りに影響します。採用担当に「入職後の住民税の扱いと手取りの目安を教えてください」と確認することで、実態に近い数字が得られます。生活設計は住民税を含んだ実質手取りを基準にしてください。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
他院から東京女子医大に転職した看護師Cさん(26歳・経験3年)は、採用サイトの月給315,800円を見て「前職より月3万円高い」と判断し転職を決めました。しかし入職後の最初の給与明細を見て、手取りが約245,000円であることに驚きました。前職では月給290,000円でしたが手取りは約240,000円で、実質的な差はわずか5,000円でした。さらに入職1年目の6月から前年(前職)の所得に基づく住民税(月約10,000円)が引かれ始め、手取りは約235,000円に低下しました。前職より手取りが少なくなったことに気づいたCさんは「額面の月給ではなく、住民税込みの手取りで比較すべきだった」と振り返っています。
その解決
Step 1:額面月給から手取りを事前に計算する
月給315,800円から差し引かれる項目を確認してください。健康保険約15,000円、厚生年金約29,000円、雇用保険約950円、所得税約6,000円で合計約51,000円が控除されます。新卒入職の場合1年目の手取りは約245,000円、2年目の6月以降は住民税約10,000円が加わり約235,000円になります(試算値)。転職入職の場合は入職1年目の6月から住民税が引かれるため、入職直後の手取り目安は約235,000円です。
Step 2:前職または比較先の病院と「手取りベース」で比較する
比較する際は「額面月給」ではなく「住民税込みの手取り月給」で並べてください。額面が高くても社会保険料率や住民税額によって手取りの差は大きく変わります。採用担当に「入職後の住民税の扱いとモデルケースの手取り目安を教えてください」と確認することも有効です。
Step 3:2年目以降の手取り変動を想定する
昇給がなければ住民税増加分だけ実質的に手取りが下がります。採用担当に「2年目・3年目の昇給実績」を確認し、住民税増加分を昇給で吸収できるかを判断してください。
解決のコツTips
- 住民税のタイミングは新卒と転職者で異なります。新卒入職は2年目の6月から、転職入職は入職1年目の6月から前年所得分の住民税が引かれます。入職前に採用担当へ確認することが最も確実です。
- 月給315,800円は夜勤5回・時間外10時間のフル稼働前提です。夜勤回数が減れば手取りはさらに下がります。「夜勤3回の場合の手取り」も試算しておくことで、育児や体調変化時の収入減を事前に把握できます。
- 転職時に「前職より月給が高い」だけで判断すると、Cさんのように住民税込みの手取りベースで逆転する可能性があります。額面ではなく手取りで比較することが、後悔しない転職判断の出発点です。
- 採用担当に「手取りの目安」を直接聞くことは失礼ではありません。「生活設計のために参考にしたい」と伝えれば、モデルケースの手取り額を教えてもらえることがあります。
出典:月給315,800円(3年課程卒・夜勤5回・時間外10時間)、基本給218,100円、諸手当97,700円は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。社会保険料・所得税の控除額は一般的な計算方法に基づく試算値であり、個人の条件により異なります。事例中の人物(Cさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり、特定の個人を指すものではありません。
東京女子医大の給料は「高い」のか??他病院との比較と口コミ
東京女子医大の給料について、「高い」という評判と「低い」という口コミが存在します。この矛盾をどう理解するべきでしょうか。
公式な月給水準の比較
東京都内の他の大学病院と比べると、月給の額面はほぼ同等です。ただし、「基本給の低さ」が特徴です。
| 病院名 | 初任給(月額) | 基本給 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 東京女子医科大学病院 | 315,800円 | 218,100円 | 看護師になろう(公式) |
| 慶應義塾大学医学部附属病院 | 各自公式サイトで確認 | 各自公式サイトで確認 | 慶應看護部採用サイト |
| 順天堂大学医学部附属順天堂医院 | 各自公式サイトで確認 | 各自公式サイトで確認 | 順天堂医院看護部採用サイト |
比較表について:各病院の月給・基本給は夜勤回数・手当構成・掲載年度によって異なります。正確な比較は各病院の公式採用サイトで最新の募集要項を確認した上で、採用担当へ直接お問い合わせください。
職場口コミから見える現実
一方、実際に働いている看護師からは、異なる評価が聞かれます。
「他の都内病院と比べて給与が低いように感じました。病棟によって違うのかもしれませんが、職場の雰囲気は良く、働きやすいです。」(2024年4月、現職員)
「基本給が安くボーナスが年々減っているため給料は安いです。」(2025年2月、退職者)
「手当で高く見える部分はある。他の病院がどのくらい貰っているのかは正確には分からないが、手取りはまぁまぁ貰えている。」(2024年6月、現職員)
口コミから見えてくるのは、「基本給が低く、手当で補っている」という構造です。つまり、昇給時に基本給が上がらない場合、退職金が少なくなるなど、長期的には不利になる可能性があります。
課題
「東京女子医大の給料は高い」という情報と「給料が低い」という口コミが並存しているのは、見ている数字の種類が違うからです。月給の額面で比べると都内大学病院と同水準ですが、基本給で比べると相対的に低い傾向があります。基本給が低いと、昇給幅・ボーナス実額・退職金のすべてで長期的に不利になります。「月給の額面が高い=給料が良い病院」という評価軸は、転職判断には不十分です。なお、口コミはあくまで投稿者個人の主観的な経験談であり、制度の実態を客観的に示すものではありません。
行動提案
他病院との給料比較では、「月給の額面」「基本給」「手取り(住民税込み)」の3つを横並びで確認してください。基本給218,100円を起点に、ボーナス4.7ヵ月なら年間ボーナス実額は約1,025,000円です(税引前・試算値)。比較先の病院でも同じ計算をして並べると、月給の額面では見えなかった実態が浮かび上がります。正確な情報は公式採用サイトおよび採用担当への直接確認で把握してください。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
東京女子医大への転職を検討した看護師Dさん(29歳・経験6年)は、求人情報の月給315,800円と比較院の310,000円を見て「女子医大の方が高い」と判断しました。しかし基本給を確認すると女子医大218,100円に対し比較院は235,000円でした。ボーナス計算は両院とも基本給ベースのため、女子医大4.7ヵ月=約1,025,000円、比較院4.5ヵ月=約1,057,500円となりボーナス実額は比較院の方が高くなりました。
Dさんは「月給の額面だけで比較していた。基本給で比べると逆転するとは思っていなかった。ボーナスも退職金も基本給がベースになることを入職後に知った」と述べています。
その解決
Step 1:比較表を4列(月給額面・基本給・ボーナス実額・手取り)で作成する
女子医大:月給額面315,800円、基本給218,100円、ボーナス実額約1,025,000円(4.7ヵ月・税引前・試算値)、住民税込み手取り約234,850円(試算値)。比較先の病院も同じ4列を採用担当に確認して並べてください(出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」)。
Step 2:「基本給差の長期影響」を計算する
基本給が月17,000円低い場合(218,100円と235,000円の差)、年間では約204,000円の差になります。ボーナス4.7ヵ月計算で年間ボーナス差は約79,900円(試算値)です。長期勤続では退職金計算にも影響します。
Step 3:採用担当に過去3年のボーナス実績を確認する
質問文:「直近3年間の賞与支給月数の推移を教えていただけますか。また賞与は基本給のみで計算されますか」。公式には2025年度実績4.7ヵ月とありますが変動履歴の把握が重要です。
解決のコツTips
- 月給の額面比較では基本給の差が見えません。ボーナス・退職金・昇給はすべて基本給をベースに計算されるため基本給が高い病院は長期的に有利です。必ず基本給で比較してください。
- ボーナス月数が高くても基本給が低いとボーナス実額は逆転します。「ボーナス月数」ではなく「ボーナス実額(基本給×月数)」で比較することが正確な判断につながります。
- 口コミサイトに「ボーナスが年々減少」という投稿も見られますが、あくまで投稿者個人の主観的な経験談であり制度の実態を客観的に示すものではありません。正確な情報は採用担当への直接確認でご確認ください。
- 退職金の計算方式は「基本給×勤続年数×係数」が一般的です。長期勤続を考えているなら基本給の差が退職金にどう影響するかを入職前に計算することをお勧めします。
出典:基本給218,100円・賞与4.7ヵ月(2025年度実績)は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。口コミ出典:メディコ「東京女子医大病院の年収・給与データ」。口コミはあくまで投稿者個人の主観的な経験談であり制度の実態を客観的に示すものではありません。事例中の人物(Dさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり特定の個人を指すものではありません。
配属部署による給料の違い
同じ女子医大でも、配属部署によって手当が大きく異なります。
手術室、救急外来、ICU等に配属の場合
「手術室手当」が月8,000円から16,000円加算されます。これは5年以上の勤務で増額される場合もあります。つまり、同じ夜勤5回でも、一般病棟と手術室では月15,000円から30,000円の差が生まれます。
転職時の給料決定
別の病院で5年働いた看護師が女子医大に転職する場合、公式には「前職の経験年数を参考に給料決定」と書かれていますが、実際には「女子医大の給与テーブルに当てはめる」という処理が行われます。つまり、前職の給料が女子医大より高かった場合、実質的な給料ダウンになる可能性があります。
課題
同じ女子医大でも、手術室・ICU・救急外来に配属されるか一般病棟に配属されるかで、月給に最大16,000円の差が生じます。年間換算で最大192,000円の差です。しかし転職時に「希望部署に配属される保証はない」という現実があります。給料の高い部署への配属を前提に転職を決めると、実際の配属先が希望と異なった場合に収入の想定が大きく外れるリスクがあります。
行動提案
採用面接の逆質問で「希望部署への配属率はどの程度ですか」「初配属から希望部署への異動まで平均何年かかりますか」を確認してください。希望部署への配属が確約されない場合は、一般病棟配属を前提にした月給で生活設計を組み立ててください。手当の高い部署への配属を期待値として月給に含めず、「一般病棟配属の月給で生活が成立するか」を最初の判断軸にすることが、転職後の収入ギャップを防ぎます。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
東京女子医大へ転職したICU志望の看護師Eさん(27歳・経験4年)は、ICU配属時の特殊部署手当(月8,000円から16,000円)を月収に含めて生活設計を立てていました。しかし初期配属は一般内科病棟になり特殊部署手当は支給されませんでした。ICUへの異動は「経験2年以上・師長推薦・本人希望」の条件があり最短でも2年後になることを入職後に知りました。
Eさんは「希望部署への配属確率と異動条件を事前に確認していなかった。手当の高い部署を前提に家賃を決めてしまい、一般病棟の月収では収支が厳しい状況になった」と述べています。
その解決
Step 1:採用面接で「初期配属の傾向」と「希望部署への異動条件」を確認する
質問文例:「希望部署(ICU・手術室・救急外来など)への初期配属率はどの程度ですか」「希望部署に配属されなかった場合、異動までの平均期間と条件を教えていただけますか」。具体的な数字が得られれば信頼度が高く、「ケースバイケース」のみの回答は不確実性が高いと判断してください。
Step 2:「一般病棟配属時の月給」を生活設計の基準にする
特殊部署手当(月8,000円から16,000円)がゼロの一般病棟配属を前提に生活費・家賃を設計してください。特殊部署に配属された場合の追加収入は貯蓄に充てる想定にすることで、配属先によるリスクを回避できます(出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」)。
Step 3:転職後最初の2年間の収入を保守的に試算する
一般病棟・夜勤5回の住民税込み手取り約234,850円(試算値)を基準に2年間の生活設計を立ててください。特殊部署手当は配属確定後に計画に加えてください。
解決のコツTips
- 特殊部署手当(月8,000円から16,000円)は配属先が確定するまで保証されません。転職後の収入試算には含めず、配属確定後に生活設計に組み込むことが安全です。
- 採用担当が「希望部署への配属率」を具体的な数字で回答できる場合は制度として整備されている可能性が高く、「ケースバイケース」という回答の場合は不確実性が高いと判断してください。
- 希望部署への異動条件(経験年数・資格・師長推薦など)を入職前に把握しておくことで、キャリアパスの見通しが立てやすくなります。「異動条件を書面で確認できますか」と聞くことも有効です。
- 転職後2年間は一般病棟配属を前提にした月給で生活し、希望部署への異動後に生活水準を見直すという段階的な計画が、収入ギャップを防ぐ現実的な方法です。
出典:手術室手当月8,000円から16,000円は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。事例中の人物(Eさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり特定の個人を指すものではありません。
給料以外に知るべき??寮と住宅手当の関係
女子医大の看護師寮の寮費は月42,000円から51,000円です。一見、住宅手当25,000円で相殺されるように見えますが、実際には寮費と住宅手当が同時に支給されるわけではありません。
寮に入る場合、住宅手当は支給されず、寮費のみが月給から差し引かれます。つまり、東京で1人暮らしをして月8万円の家賃を払う場合と、寮で月4万5,000円を払う場合の差額は、月35,000円程度です。
新卒看護師にとって、この「寮に入るか、入らないか」という選択は、実質的な手取りを大きく左右します。
課題
寮と住宅手当の関係は、実質的な可処分所得を大きく左右します。東京で賃貸に住む場合の家賃と寮費の差額は月30,000円前後になることが多く、年間36万円・5年で180万円の差になります。しかし「寮に入れば住宅手当は支給されない」という条件が加わるため、単純な家賃比較だけでは判断できません。入居可能期間の上限は病院によって異なるため採用担当への確認が必要です。退居後の生活コストまで含めた長期的な視点が求められます。
行動提案
寮に入るかどうかの判断は、「5年間の寮費総額」と「退居後に想定される家賃」を合算した総住居コストで比較してください。寮費月45,000円×60ヵ月=270万円に対し、退居後の賃貸が月8万円なら年間96万円が追加でかかります。採用担当に「寮の空き状況・入居条件・退居後の住宅手当の扱い」を確認した上で、手取りと住居コストのバランスを試算してから判断することをお勧めします。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
東京女子医大に新卒入職した看護師Fさん(22歳)は、寮に入居し寮費月45,000円を支払いました。入居時は「賃貸の家賃8万円より月35,000円安い」と計算し5年間で210万円節約できると想定していました。しかし3年目に入籍することになり寮を退居しました。退居後は東京都内で2人暮らしの賃貸を探しましたが、当時の貯蓄は想定の約60%にとどまっており結婚後の住居費が想定以上にかかりました。
Fさんは「5年間フル入居できる前提で計画していた。早期退居のシナリオを想定していなかった。入居前に複数のパターンで試算しておくべきだった」と述べています。
その解決
Step 1:入居期間を「5年フル・3年・1年」の3パターンで試算する
パターンA(5年フル):寮費45,000円×60ヵ月=270万円。パターンB(3年で退居):寮費45,000円×36ヵ月=162万円、退居後家賃8万円×24ヵ月=192万円、合計354万円。パターンC(1年で退居):寮費45,000円×12ヵ月=54万円、退居後家賃8万円×48ヵ月=384万円、合計438万円。早期退居になるほど総住居コストが上がります。いずれも試算値です。
Step 2:採用担当に「寮の実際の平均入居期間」を確認する
質問文例:「寮の最長入居期間と、実際に5年フル入居される方の割合はどの程度ですか」「結婚・出産などで途中退居になるケースへのサポートはありますか」。
Step 3:退居後の住宅手当の条件を確認する
寮退居後に賃貸に移った場合、住宅手当(月最大25,000円)の支給条件を確認してください。家賃50,000円以上の場合は上限25,000円のため、東京で家賃8万円の賃貸に入居しても手当は25,000円固定で実質の家賃負担は55,000円になります(出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」)。
解決のコツTips
- 寮の節約効果は5年フル入居という前提でのみ最大化されます。結婚・出産・転勤など早期退居になる可能性がある場合は想定入居期間を短くして試算することが現実的です。
- 退居後の住宅手当(月最大25,000円)は家賃が50,000円以上の場合に上限25,000円です。東京の家賃水準では手当が頭打ちになるため、退居後の実質家賃負担を計算してください。
- 採用担当に「実際の平均入居期間」を確認することで5年フル入居が現実的かどうかの目安が得られます。「多くの方が3年以内に退居する」という回答であれば節約効果の試算を修正してください。
- 寮費42,000円から51,000円の幅のどの価格帯に入れるかは配属後に決まるケースもあります。採用担当に「新卒の場合の一般的な寮費の目安」を確認しておくと試算の精度が上がります。
出典:寮費42,000円から51,000円・住宅手当最大25,000円は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。事例中の人物(Fさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり特定の個人を指すものではありません。
「給料が高い」という評判は誰のための情報か
転職検討サイトやSNSで「東京女子医大は給料が高い」という情報を見かけることがあります。ただ、それは正確には「月給の額面が高く見える」という意味です。
- 基本給は業界平均並み
- 手当で補っている構造
- 手当は夜勤・時間外・部署配置に左右されるため、不安定
- ボーナスが年々減少しているという口コミもある
転職を判断するときは、「月給の額面」ではなく、「基本給」「ボーナス実績」「手当の安定性」を総合的に見る必要があります。
課題
転職サイトやSNSで「東京女子医大は給料が高い」という情報が流れる背景には、月給の額面が夜勤・時間外手当込みで高く見える構造があります。この情報を発信しているのが転職エージェントや求人媒体である場合、集客目的のメッセージである可能性があります。「高い」という評判が誰のどんな条件に基づくものかを問い直さずに転職を決めると、実際の手取りが期待と大きく乖離するリスクがあります。
行動提案
給料の評判に惑わされないために、「賞与を除いた月収×12」と「賞与実額」を分けて計算する習慣をつけてください。基本給218,100円×12ヵ月=2,617,200円、賞与4.7ヵ月(基本給ベース)=約1,025,000円で、年収は約3,642,200円(税引前・試算値)です。この計算を比較先の病院でも行うと、額面ではなく実態での年収比較ができます。最終的には公式採用サイトの数字と採用担当への直接確認が、最も正確な情報源です。
事例(上記の行動提案を具体的にするためのもので、一般の事例を元に管理人が編集)
東京女子医大への転職を検討していた看護師Gさん(28歳・経験5年)は、転職サイトで「月給31万円以上」という求人情報を見て応募を決めました。面接時に「基本給はいくらですか」「ボーナスの計算ベースは何ですか」「過去3年のボーナス実績を教えてください」という3つの質問をしたところ、採用担当から具体的な回答を得ることができました。
その結果、月給の額面は高いが基本給は前職より低いこと、ボーナスは基本給ベースの計算であること、過去3年のボーナス月数は4.5ヵ月・4.7ヵ月・4.7ヵ月で安定していることがわかりました。Gさんは「額面だけ見ていたら気づかなかった。3つの質問をしたことで、月給の構造が理解できた」と述べています。
その解決
Step 1:採用面接で「基本給」「ボーナス計算ベース」「過去3年のボーナス実績」を確認する
質問例:「生活設計の参考にしたいのですが、基本給の金額を教えていただけますか」「ボーナスは基本給のみで計算されますか、諸手当も含みますか」「直近3年間のボーナス支給月数の推移を教えていただけますか」。
Step 2:「月給の額面」「基本給」「手取り」の3段階で比較する
転職先を比較するとき、月給の額面だけでなく、基本給と手取りの3つの数字を並べて比較してください。額面が高くても基本給が低い病院は、長期的に不利になる可能性があります(出典:看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」)。
Step 3:手当の「消滅リスク」を確認する
夜勤手当は夜勤をしなければゼロになります。時間外手当は残業がなければゼロになります。住宅手当は寮に入れば支給されません。「手当がゼロになった場合の月給」を計算し、その金額で生活が成立するかを確認してください。
解決のコツTips
- 転職サイトの月給表示は「フル稼働前提の額面」であることが多く基本給の内訳は記載されていないケースがあります。「高い月給」という表現に惑わされず必ず基本給を確認することが転職判断の前提です。
- Gさんが面接で聞いた3つの質問(基本給・ボーナス計算ベース・過去3年実績)は年収の実態を把握するための最低限の確認事項です。これらを聞くことは失礼ではなく転職判断に必要な情報収集です。
- 「賞与を除いた月収×12」で計算した年収2,617,200円と「賞与を含んだ年収」3,642,200円の差を認識してください(いずれも試算値)。賞与は業績変動リスクがあるため、生活費は月収×12の範囲内で設計することが安全です。
- 公式採用サイトと転職サイトの表記に差がある場合は公式採用サイトの数字を優先してください。採用担当への直接確認が最も確実な情報源です。
出典:月給315,800円・基本給218,100円・諸手当97,700円・賞与4.7ヵ月(2025年度実績)は看護師になろう「東京女子医科大学病院の募集要項」に記載の数値です。口コミ出典:メディコ「東京女子医大病院の年収・給与データ」。口コミはあくまで投稿者個人の主観的な経験談であり制度の実態を客観的に示すものではありません。事例中の人物(Gさん)は一般の事例をもとに管理人が編集した想定事例であり特定の個人を指すものではありません。
よくある質問
Q:新卒でいくら貰えるのか、ぶっちゃけて
A:月給約316,000円の額面に対して、手取りは約245,000円です。新卒1年目は住民税がゼロのため手取りが高く見えますが、翌年の6月から住民税約10,000円が加わります。なお新卒入職の場合、入職後3カ月間は研修期間のため夜勤回数が少なく、最初から月給315,800円(夜勤5回モデル)を受け取れるわけではありません。年次昇給により基本給が上がると、手取りも徐々に増えていきます。
Q:基本給が低いことは、後々問題になるのか
A:あります。昇給時に基本給が上がらない場合、ボーナスや退職金の計算で不利になります。また、年金受給額も基本給をベースに計算されるため、長期的には基本給が高い病院より受け取り額が少なくなる可能性があります。
Q:ボーナスが「年々減っている」というのは本当か
A:メディコの口コミには「ボーナスが年々減少」という記載があります。公式では「2025年度実績4.7ヵ月」と発表していますが、過去には「5.5ヵ月」という情報もあります。経営状況によって変動する可能性があるため、採用時に「過去3年のボーナス実績」を必ず確認することを推奨します。
まとめ
東京女子医科大学病院の新卒看護師の給料は、公式の初任給モデル(職歴加算なし・夜勤5回・時間外10時間)では月315,800円(3年課程卒)ですが、以下の点を理解しておく必要があります。
- 手取りは約245,000円(新卒1年目)
- 基本給が低く、手当が多い構造
- 配属部署と夜勤回数で、実際の給料は大きく変わる
- 職場口コミでは「給料が低い」という評価もある
- ボーナスが減少傾向という報告もあり、注意が必要
給料だけで転職を判断するのではなく、教育体制、職場の雰囲気、キャリアパスなど、総合的に判断することが大切です。
次のステップ??ボーナスと年収で判断する
月給だけでなく、年間の年収がいくらになるのかを知ることが重要です。次のページでは、ボーナス(賞与)と、月給を合わせた年収シミュレーションについて説明します。